サウンド・デザイナー

サウンド・デザイナー2019年3月号
2019年2月9日発売 定価:864円(税込)



表紙

特集

ミュージシャンの「ボーカル録音現場」を直撃!

人気プロ4組が「歌いやすい環境」を作るノウハウ公開

宅録を始めてまず最初に訪れるハードルのひとつが、ボーカル録音でしょう。ギターやシンセなどはラインで録音できますが、マイクでいい歌を録るには、様々なコツが必要です。実際にプライベートスタジオで本チャンの歌を録っている4人のプロに取材をし、マイクセッティングや吸音対策、モニタリングの方法、喉のケアなどのテクを教えてもらいました。

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JESSE(RIZE、The BONEZ)

RIZEとThe BONEZという2つのロックバンドで活動しているJESSEさんは、最近プライベートスタジオをリフォームし、新設されたレコーディングブースを使ってボーカルをレコーディングしています。歌を録る時は必ずイスに座るというこだわりを持っている彼に、実際に使用している機材や歌い方、自身のスタジオで作業することへのこだわりなどを語ってもらいました。


GARNiDELiA

メイリアとtokuによるユニットGARNiDELiAは、ニコニコ動画で楽曲を公開した結成当時からプライベートスタジオで歌録りを行ない、メジャーデビュー後もそのスタイルを続けています。引っ越して間もないという、新しいスタジオのボーカル録音環境を取材させてもらいました。


wowaka(ヒトリエ)

アグレッシブなサウンドで人気を集めているロックバンド、ヒトリエのwowakaさんは、商業用のスタジオだけでなく、プライベートスタジオで録音したボーカルテイクも本チャンに採用しています。録音用のブースは使わないという、本誌読者の皆さんに近い環境でクオリティの高い歌を録るテクニックと、普段使っている機材を公開してもらいました。


NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)

本格的なコントロールルームとレコーディングブースを備えたLOVE PSYCHEDELICOのスタジオ『Golden Grapefruit Recording Studio』。ボーカル録音はその中にあるブースの一角を使って行なわれています。ギタリストのNAOKIさんに、ボーカルブースを再現してもらい、歌録りに使うビンテージマイクの数々を見せてもらいました。


自宅で歌をうまく録る7つの要素

歌をうまく録るには、機材とそのセッティング、入力レベルの設定、エフェクト、ピッチとタイミングなど様々な要素が関わってきます。皆さんに今よりもいいボーカルトラックを録ってもらうために、7つの要素を紹介します。取材に協力してくれたのは、アニメ「プリキュア」の主題歌を手掛けているNostalgic Orchestraです。




エフェクティブなボーカルが聴ける名盤4選

現代の音楽シーンでは、ボーカルトラックに多彩なエフェクトをかけて、楽器の音色のように歌を聴かせるテクニックが多く使われています。近年発表された洋楽のアルバムの中から、印象的なボーカルサウンドが楽しめる4作品をピックアップしつつ、それらの聴きどころを紹介しましょう。




色彩豊かな現代のボーカルボイスをプラグインで再現!

4人のアーティストが手掛けたヒット曲にフォーカスして、そこで使われているボーカルボイスを解説すると共に、プラグインで再現する方法を紹介します。




ボーカル録音に向いている便利アイテム大集合

今月の特集を読んで、ボーカル録音に興味が湧いてきた人も多いでしょう。BUNGEE STUDIOのエンジニア、小嶋″ojjy″淳一朗さんに、ボーカル向けのマイク7本をチェックしてもらいました。また、ボーカル録音に便利なアイテムも紹介しているので、参考にしてみてください。



P.78に掲載している「M-8x ARJ/M-8x AR」のメーカー名に誤りがありましたので、以下の通り訂正いたします。

【誤】プライマコースティック
【正】ファーマン

読者の皆様ならびに関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。

巻頭特集

槇原敬之

シンガーソングライター槇原敬之が、前作『Believer』から実に2年2ヵ月ぶりとなるニューアルバム『Design & Reason』を2月13日にリリースする。編集部は今回の制作が行なわれた彼のプライベートスタジオ「Jingumae Buppu Studio」を訪ね、作曲・作詞・アレンジ術や、シンセなどのサウンドへのこだわりをたっぷりと語ってもらった。



・16,000字ロングインタビュー
・プライベートスタジオの全貌を初公開!
・楽曲分析「マッキーの名曲を聴くとなぜ泣けるのか?」
・槇原敬之のボーカル録音現場を直撃!
・槇原敬之のボーカルエフェクト術を公開!
・貴重な1992年当時の秘蔵写真を独占公開!

P.28に掲載している、エフェクト3の製品名に誤りがありましたので、以下の通り訂正いたします。

【誤】アビッドMondMod
【正】ウェイヴスMondMod

読者の皆様ならびに関係各位にご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。


特別企画

『劇場版・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の劇伴の制作現場に潜入!

2月15日に全国公開される映画『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』(以下『ダンまち』)。本作の劇伴のレコーディングが2018年11月某日、ビクタースタジオにて実施されました。現場の指揮を執る作・編曲家の井内啓二氏が、曲作りからスタジオワークまでの制作秘話を明かします。




連載

・SYU(GALNERYUS)
・ORIGINAL LOVE
・ミオヤマザキ

●宅録アイテムとことん調査隊
・ZYLIA ZYLIA STANDARD
・ゴールデン・エイジ・プロジェクトCOMP-3A Jr

●注目製品/セミナー/イベント情報
・リプロデューサー・オーディオEPIC5
・ソニック・アカデミー・サロン「360°VR音楽コンテンツの現在と未来」
・NAMM SHOW 2019レポート

●DAW EXPRESS
・CUBASE PRO 9.5
・FL STUDIO 20(新連載)