サウンド・デザイナー

サウンド・デザイナー2018年7月号
2018年6月9日発売 定価:864円(税込)


バックナンバー

表紙

60〜70年代のテイストが味わえる!

今こそ「アナログ録音」

昨年の10月から奥田民生さんが、アナログテープを使って録音する様子をYouTubeにアップする企画「カンタンカンタビレ」を行ない話題を呼んでいます。また、民生さん以外にもアナログレコーディングで作品を制作しているアーティストが増えてきています。デジタル全盛時代に、どうしてこのようなムーブメントが起こっているのでしょうか。本特集では、「アナログ録音」の魅力をじっくりと掘り下げていきます。

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奥田民生「カンタンカンタビレ」のアナログレコーディング現場に潜入

「カンタンカンタビレ」の録りやミックスの作業は、民生さん専用の作業スペース「ヘロスタジオ」で行なわれています。編集部は、同スタジオに潜入することに成功。民生さんに「カンタンカンタビレ」で行なっている作業や、アナログレコーディングの魅力について、たっぷりと語ってもらいました。


現代にレコーディングの全工程をアナログで行なえる現場

80年代半ばまでは、あらゆるレコーディングがフルアナログで行なわれていました。そのやり方を今も忠実に続けているのが東京・豊島区にある「Studio Dede」です。レコーディング〜ミキシング〜マスタリングの各工程でアナログ機材がどう使われているのか? その現場を取材しました。


プロミュージシャンが語るアナログサウンドの魅力

真鍋“Mr.PAN”崇[THE NEATBEATS]
寺岡呼人[JUN SKY WALKER(S)]


自宅で曲に“アナログな質感”を加えるテク

そもそも“アナログ感のある音”というのは、具体的にどのようなサウンドのことを指すのでしょうか。その正体を解説すると共に、自宅でアナログ感のある音を得るための実践的なテクニックを紹介します。初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。


アナログ感を手軽に加えられるプラグイン10選

アナログ録音をしたかのような質感がDAW環境でも得られるように、現在ではアナログ機材をシミュレートしたプラグインが多数登場しています。様々なタイプの製品をチェックしてみました。


アナログテイストを楽曲に加えるのに最適なアウトボード&ミキサーを徹底チェック!

DAWソフトとパソコンだけで音楽を作ると、60〜70年代のようなアナログの質感が出せません。そんな時に頼りになるのがアナログのハードウェアです。ここでは7機種を厳選し、音楽制作集団「SIGN SOUND LLC」に所属する小岩孝志氏、近藤圭司氏、増田康臣氏という3人のレコーディングエンジニアに音質をチェックしてもらいました。


その他のコーナー

・60~70年代の印象的なサウンドをアナログモデリングのプラグインで再現!
・GOK SOUND近藤祥昭氏が語るアナログ録音の心得


製品企画:サウンドとメーカー推奨の機能を徹底チェック

進化したオーディオインターフェイス12選

パソコンでレコーディングをするには、DAWソフトとパソコン、そして「オーディオインターフェイス」が絶対に必要です。中でもオーディオインターフェイスは、サウンドを高音質な状態でパソコンに入出力するという重要な役割を担っています。現在発売されている機種は、メーカーごとに独自の進化を遂げており、そのクオリティや機能は製品によって千差万別。本特集でその違いを明らかにしていきます。



【登場製品】
・アートリアAUDIOFUSE
・オーディエントiD44
・ローランドRubix24
・スタインバーグUR-RT4
・アポジーElement 24
・フォーカスライトRed 4 Pre
・ユニバーサル・オーディオApollo Twin Mk2
・デジグリッドDiGiGrid D
・アイゾトープSpire Studio
・IKマルチメディアiRig Keys I/O
・ズームU-44
・ライン6 Sonic Port VX


連載

●特選ミュージシャン
・cinema staff×アルカラ
・THE NOVEMBERS
・TAMTAM

●宅録アイテムとことん調査隊
・NUX Cerberus(マルチエフェクター)
・ロズウェル・プロオーディオDelphos(コンデンサーマイク)
・ZIVIX Jamstik+(ギター型MIDIコントローラー)

●注目製品情報
・ユニバーサル・オーディオOX

●DAW EXPRESS
・CUBASE PRO 9.5
・Studio One 3.5