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2008年2月号
Contents

素材を巧みに料理してブラッシュアップ!

プロ直伝! ギタートラックのエフェクト&エディット法


 

 

自分で録音したギターとプロのCDを比べると、音質にかなりの差があることを痛感している読者も多いだろうプロのギターが迫力に満ちあふれている要因のひとつは、実は録音したギタートラックに対して、エンジニアが様々なワザを駆使しているところが大きいのだ。そこでこの特集では、プロエンジニアが実際に使っている、ギタートラックに磨きをかける「エフェクト」と「エディット」の企業秘密テクを公開してもらった。各ページで紹介している作業工程は、このページで聴けるので、自分の耳でチェックしてみてほしい!


・・・・特別講師=3人のパティシエ達によるエフェクト&エディットテク試聴コーナー
・・・・

 栃木哲也


テク1:
「厚みが足りないギターにエフェクトを加えてサウンドの壁を作る!」

元の素材
手順1:ピッチシフターとディレイで原音に厚みとウネリを加える
手順2:フィルターでピッチシフターの機械っぽさを消す

テク2:
「プラグインのディレイ音を、コンパクトタイプのディレイをアンプで鳴らした質感に変える」
元の素材
手順1:ディレイをかけてキャビネットの箱鳴り感を演出する
手順2:テープシミュレーターでビンテージ感を加える
手順3:不要な帯域をフィルターやEQでカットする
手順4:ディレイをループさせ、音質を劣化させてアンプ感を作る

テク3:
「キックの邪魔をしないように、コンプでギターの音圧を一瞬引っ込める」
元の素材
手順1:コンプでギターが軽く潰すように設定する


裏ワザ公開!:「ハードのエフェクトをミックスで活用する!」
アルカリ電池よりもマンガン電池の方がエグイ歪みが得られる

 


  近 修

 

テク1:
「ラインで録音したコードカッティングのレベル差を自然に抑える」
元の素材
手順1:まずはコンプでカッティングの粒の大小を揃える
手順2:コンプでアタック感が減った分をリミッターで補う
手順3:フェイザーのウネリを加えてグルーヴ感を強調する
手順4:EQでピッキングの“ジャギッ”とした感じを出す

テク2:
「ライン録りしたギターをコピペで3本増やし、
歪みを加えて轟音ギターの壁を作る」
元の素材
〈ギター1本目=アタック感担当〉
手順1:まずはアンプシミュレーターでアンプ感を加える
手順2:ギターの壁に不可欠な“シャー”という成分をEQで作る
〈ギター2本目=ミッド担当〉
手順1:アンプシミュレーターでミッドとローミッドを強調する
手順2:ミッドを強調するために不要な低域をEQでカットする
〈ギター3本目=ロー担当〉
手順1:EQをフィルター代わりに使い、ハイを一切カットする
手順2:低域専用のEQを使ってドスの効いたローを作る
手順3:“シャリシャリ”した部分を“ザラザラ”に変える
手順4:超低域が出過ぎないようにリミッターで抑える
手順5:Lo-Fiで加わってしまったハイをEQでカットする
手順6:3つのトラックをまとめて、さらにコンプをかける
手順7:アンプ感を加えるために短めのリバーブをかける
手順8:リバーブ成分を歪ませてキャビが震える感じを演出する

 


 竹内“Tom”善昭



テク1:「曲中のギターだけになる部分で、エフェクトとエディットを加えてインパクトを強める」
元の素材
手順1+手順2:もともと歪んでいるギターをさらに歪ませる→EQでミッドだけを持ち上げて汚れた感じを出す
手順3+手順4:波形をスライスして歪みの余計な響きを除去する→音の切れ際が自然になるようにフェードをかける
手順5:自分の周りをギターがグルグル回る演出を施す

〈コラム:ギタートラックに変化を加えるその他のエフェクト&エディットテク〉
ボリュームのオートメーションでトレモロ効果を作る
リバーブとEQを組み合わせて独特の残響感を得る

テク2:「エフェクトを施したうえに波形をスライスして切れ味鋭いリフに仕立てる」
元の素材
手順1:激しめなカーブのEQで気持ちいいハデさを出す
手順2:次に迫力を加えるためにコンプをかける
手順3+手順4:波形を切ってバックのタイミングに合うように移動する→フェードをかけて音が不自然に切れないようにする
手順5:1カ所だけ波形をリバースさせて意外な展開を作る

 

 


 

 

2008年1月9日更新
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